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放射線科


レントゲンと言うと殆どの方が胸の写真をイメージされると思います。しかし、それは放射線科の業務の極ほんの一部であり、その他にも多くの種類の検査を行っています。実は、病院内にある高額な医療機器の上位にランキングされる様な装置を多数保有し、レントゲン撮影・透視撮影・CT・MRI・マンモグラフィーなどの画像系検査を行っている職人集団が放射線科です。

【放射線科 直通電話:048-854-1490】


一般撮影装置

[KONICA MINOLTA:CS-7 FPD]
胸部や腹部、関節などの骨のレントゲン写真をおもに撮影する装置(撮影室)です。
以前はカセッテで撮影しフィルムを現像してアナログ写真にて検査を行っていましたが、近年はデジタル化されモニター上で濃度などの調整を行い最適な画像にする事が可能になっています。
2016年4月より最新のFPD(フラットパネルディテクタ)システムを導入し、更に精度の高い安定した画像が得られるようになりました。
ただし以前のシステムと比べ、Tシャツのプリントや生地によっては写り込んでしまい診断の邪魔をしてしまう事も多くなってきています。煩わしいとお思いなのは十分理解していますが、その分、病気の描出能力は明らかに上がってきていますので着替えや脱衣のご理解とご協力を今まで以上にお願いしております。

X線TV(透視)装置

[東芝:DBX-4000A]
透視下にて状態をリアルタイムに観察しながら検査を進めていく装置です。おもにバリウム等を使った消化器系の造影検査を行う装置なのですが、ひどい骨折や脱臼などでずれた骨を整復する場合にも使用されます。また、繊細な部分に穿刺して行う脊椎などの精密検査、カテーテルやチューブ等の挿入などにも利用されています。

CT装置

[SIEMENS:SOMATOM Emotion16MDCT]
近年のCTはマルチスライス(MDCT)に移行し、短い時間での撮影が可能となり、連続性を保った細かい横断面が得られるようになってきました。更に、それを元データとし画像を再構成する事で、他の断面の作成・3D立体画像作成なども可能となり活躍する場面も多くなってきています。


MRI装置

[東芝:Vantage Titan 1.5T]
MRIは磁力を利用して行われる撮影で極めて侵襲性の低い検査と言えます。ただし、多くの方が知っていると思いますが、撮影時間がやや長く(およそ30分程度)またその間、動いてはいけないという事と、撮影中はかなり大きな音がします。しかしながら、MRIで得られる情報は他のレントゲンを利用した装置では代用が効かない物も多く、MRIでなければ描出できない症例も多くあり、有効性の高い検査と言えます。
ただし、体内に器具(ペースメーカーや人工内耳など)や金属性の物などが挿入されている方はMRIを受ける事が出来ない場合があります。ご相談下さい。


ポータブル(回診)撮影装置

[日立:Sirius Star Mobile 130HP]
レントゲン室に訪室が困難な状態の患者さん用の移動式の撮影装置で、おもに病棟回診用に使用されています。また、救急搬送された移動困難な患者さんの撮影を救急外来で行う為に使用する事もあります。
ポータブル用FPDシステム(KONICA MINOLTA:CS-7)搭載。

マンモグラフィー(MMG)装置

[GE:Senographe 800T]
乳腺外科からの依頼と乳がん検診の検査を行っています。

ポータブル

MMG


外科用イメージシステム

[SIMADZU:OPESCOPE ACTENO]
C-arm型の移動式透視装置で、体を動かさずにC-armを操作し見たい方向からの透視画像が得られます。
手術室で使用を目的とされた装置です。


PACS (Picture Archiving and Communication System)

[Image ONE:POP-Net WEB SERVER]
画像データの保管・管理ならびに閲覧するシステムです。
レントゲン写真などの画像はフィルムで運用してきましたが、デジタル化が進み近年ではデータとしてサーバーのハードディスク内に保存して保管するようになってきています。また、その画像を確認する時は、院内の端末を使って必要な画像を検索しモニターに表示して閲覧します。フィルムで管理していた時は、大量にあるフィルムを保管するスペースの確保、ならびにフィルムの居場所不明を防ぐ為の整理、古い必要性が低くなった物の移動など多くの手間が掛かっていました。PACSの導入でその問題点は解決されただけではなく、画像を探す手間が省略され時間短縮に貢献しています。また、他院から紹介された画像データの取込・閲覧ならびに当院で行った画像検査のデータをCDにコピーすることも可能です。
ただ、TVのドラマなどで良く目にしていたレントゲンフィルムを蛍光灯に“カシャ!!”と掛けて観察する動作がなくなった事にすこし寂しさを感じている今日この頃です。